キャンパスレポート

2025年6月 自分だけの浴衣を製作中!初めての裁断にチャレンジ!

織田きもの専門学校きもの科の1年生は、これまで被服の授業で基礎縫いや半襦袢の製作を学び、現在は浴衣製作に取り組んでいます。生地の購入から検反・裁断・縫製・仕上げまでの工程を経て、自分だけの浴衣を完成させます。

被服の授業で浴衣製作を行う織田着物専門学校着物科の学生たち

6月に浴衣製作工程のひとつである「裁断」に挑戦!
裁断前の準備や寸法の取り方、反物の裁ち方について、きもの専攻科(3年次)の先輩から指導を受けながら製作を進めます。

※裁断 … 反物(約12mの長さがある布地)を必要な形や長さに切り分ける作業のこと。

織田着物専門学校着物専攻科学生から裁断の説明を受ける着物科学生

学生自身が着用するサイズの浴衣を仕立てるため、まずは採寸を行います。その数値をもとに裁断する寸法を算出。肌の色と生地色の相性など、授業で学んだ反物選びのポイントをもとに、学生たちが自由に反物を選びます。

反物を裁断する長さを測る織田着物専門学校着物科学生

反物の準備が整ったら、柄の見せ方を意識しながら裁断する位置を検討します。
柄の見せ方は浴衣製作の中でとても大切なポイント!
浴衣は体に巻いて着るので、内側に入ってしまう部分や帯で隠れてしまう部分があります。そのため、完成時の見え方を考えて柄を配置する必要がありますが、浴衣の構造を十分に理解できていない1年生にとっては難しい工程です。

浴衣地の柄合わせを行う織田着物専門学校着物科学生

柄の見せ方や裁つ位置が決まったら、いよいよ裁断スタート!
慣れない作業に緊張気味の1年生も、先輩の優しいサポートに助けられ安心して取り組むことができます。
先輩が授業に入って直接指導するのは、浴衣製作の「裁断」だけ。滅多にない特別な時間です。

着物科学生の柄合わせをサポートする織田着物専門学校着物専攻科の学生
反物を裁断する織田着物専門学校着物科の学生

1年生にとって先輩は目標にしたい憧れの存在。自身の将来像を思い描く手助けとなり、学びへのモチベーションが高まります。一方で、先輩にとって教えることは知識を改めて整理し、より理解を深めるきっかけになります。

着物科学生の裁断を補助する織田着物専門学校着物専攻科の学生

裁断が終わった浴衣地は、学生自身の手で縫製や仕上げを行い、自分だけの浴衣へと仕立てていきます。
7月には学生全員で浴衣を着て出かけるイベント『浴衣デー』を開催予定!1年生も自分で仕立てた浴衣を、自分で着付けして参加します!その様子は後日キャンパスレポートで紹介しますので、どうぞお楽しみに!

織田きもの専門学校を
オープンキャンパスで
体験しよう!

織田着物専門学校のオープンキャンパスで製作できる和小物

和小物作りや

織田着物専門学校のオープンキャンパスで体験できる着物の着付け

着付に挑戦します!

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