「日本の伝統を超えて、世界と繋がる可能性を感じた。」
―― 大埜さんがきものに興味を持ち始めた時期やきっかけを教えてください。
大埜 中学生の頃に、世界各国の伝統とコラボしたきものを製作するというテレビ番組を見たことがきっかけです。それぞれの国の文化や特色がきもので表現されていて、とても新鮮で魅力的だったんです。きものが日本の伝統文化を超えて、世界と繋がる可能性を感じられた瞬間でした。
―― 日本の伝統文化が世界に広がっていくことは喜ばしいですよね。
大埜 そうですね。もともと箏を習っていて日本文化には関心があったので、それで気になったのかもしれません(笑)。
―― その頃からきものの学校に進学することは決めていたのですか?
大埜 いえ、きものに絞らず、服飾関係への進学を検討していました。
―― 服飾関係に進学したいとは決めていたのですね。その中で何故きものの専門学校を選んだのですか?
大埜 学校選びで迷っていたときに、姉が何校かのパンフレットを取り寄せてくれて、その中に織田のパンフレットがあったんです。幼い頃から日本文化に興味があって、きものが好きだったことと、服飾を学びたいという気持ちがマッチしたのがきものの専門学校でしたね。
―― なるほど。幼い頃からきものや箏といった日本文化に興味があり、織田きもの専門学校のパンフレットが目にとまったわけですね。
大埜 そうですね。パンフレットを読んでみて「オープンキャンパスに行ってみよう!」って思いましたね。実際にオープンキャンパスに2回参加して楽しかったですし、雰囲気が良かったのでこの学校に決めました。
「きものを美しく着こなせるようになるほど、自信に繋がっていく。」
―― そして今現在、きものについて多くのことを学んでいますね。大埜さんの好きな授業は何ですか?
美しく着付ける技術を習得するため日々勉強中。
大埜 着付けの授業が好きです。きものを着るときのコツを学ぶことで、より美しく着こなせるようになるのが楽しいです。相手に着付けをしたときに綺麗に着せることができると、自分も嬉しいし相手も喜んでくれるので、その瞬間が好きですね。
―― 着付けの授業ではどんなことを学んでいますか?
大埜 普段着や礼装着、袴の着付けなどを学んでいます。今は2年生なので、自分で早く上手に着ることをメインにした授業が多いのですが、3年生になると花嫁衣装など人に着せる授業が増えるので、楽しみにしています。
―― 相手に着付けをするには高い技術が必要なんですね。
相手へのアレンジは意外と難しい…クラスメイトをきものに似合う髪型にスタイリング。
大埜 そうですね。クラスメイトとペアになって、相手に着付けをする授業があったのですが、自分以外に着付けをするのは思っていたよりも大変でしたね。ただ、練習を重ねることで上達できているという実感もありますし、それにつれて、きものの魅力をもっと引き出せているような気がしています。
―― 授業で学んだことがしっかり身に付いてきた感じですね。普段からきものを着る機会はあるんですか?
大島紬と黒い帯を合わせてシックなコーディネートに。
大埜 はい。去年の初詣には自分で着付けをしました。他にも、学校イベントなど特別な日にはきものを着ていますね。
―― 自分で着付けをするとより思い出になりそうですね。きものの選び方やコーディネートにこだわりはありますか?
大埜 まずきものを決めてから、それに合う帯や小物を選んでいますね。雰囲気で決めることが多いですが、わりと同系色にしがちです(笑)。
「授業で着付けの楽しさに気付けた。学びながら探し続ける自分の道。」
―― 小物ひとつでもきものの雰囲気が大きく変わりますよね。大埜さんのこれからの目標はなんですか?
大埜 着付けに関わる仕事に就けたらいいなと思っています。
学内コンテストでモデルに選ばれ、本番に向けて何度も練習を重ねた。
―― 着付けの授業が好きと話されていましたよね。着付けを仕事にしたいと思ったのは、授業がきっかけですか?
大埜 はい。学校の授業で着付けの楽しさに気付いて、仕事にしたいと思うようになりました。私はきもの専攻科に進学する予定なので、3年次でも着付けについてたくさん勉強して、着付けの仕事に就職できる実力をつけていきたいです。
―― きものに興味を持ったきっかけとして、世界と繋がる可能性を感じたと話していましたね。大埜さんの今後の目標に繋がるところはありますか?
大埜 海外で働くのも楽しそうかなとは思っています。
―― 海外で働くのも面白そうですよね。織田の海外研修はどうでしたか?
海外研修中、王宮前で撮影した一枚。着付けや日本舞踊を通じて現地の学生と交流。
大埜 マレーシアに行きましたが、きものを着て歩いている時に「写真を撮ってもいい?」と声をかけられたんです。日本よりも海外の方が、きものに対して関心が高いなと感じましたね。
―― 確かに海外の方にきものは人気ですよね。大埜さん自身も海外で働きたい気持ちはありますか?
大埜 ぼんやりですが、そういう想いもありますね。イギリスできものを作って販売している人をテレビで見て、海外で働くのも悪くないのかもしれないな、と思ったりします。これからいろいろな場面で迷うこともあるかもしれませんが、織田ではきものについて幅広く学べるので、学びながら自分が進みたい道を模索していければと考えています。
先輩が学んでいる学科
織田きもの専門学校を
オープンキャンパスで
体験しよう!

和小物作りや

着付に挑戦します!