キャンパスレポート
2026年9月 舞台衣装はどう着付ける?プロの着付け技術を間近で見学!

9月25日、松竹衣裳株式会社の着付け師を講師に招き、舞台衣装の着付けを実演していただきました。今回見せていただいたのは、「壺折り」「連獅子」「道成寺」の3つ。演目の内容や時代背景、役の身分による違いを解説していただきながら、着付けの様子を間近で見学しました。

1つ目は「壺折り」。
壺折りは、着物の裾をたくし上げて腰のあたりで留め、短くして着る着装方法。演者が動いても衣装が崩れないよう、裾の位置や重なり方を細かく調整し、動きやすさと美しさを両立させます。


2つ目は「連獅子」に登場する親獅子の衣装。
厚紙を使った張りのある大きなつくりで、勇ましい親獅子の姿を表現しているのが特徴。作品の後半には、長い毛を豪快に振る「毛振り」という見せ場があります。激しい動きにも対応できるよう、肩や腰に補正を入れるなど、衣装を崩さないための入念な準備が必要です。


3つ目は「道成寺」に登場する娘の衣装。
今回は、作品中の演出「引き抜き」を実演していただきました。複数の衣装を重ねて着付け、あらかじめ縫い合わせておいた糸を引き抜くことで、上に重ねた衣装が外れ、舞台上で別の姿へと一瞬にして変化。学生も実際に糸を引き抜く作業を経験しました。


普段の着物とは異なる、舞台衣装ならではの考え方や技術に、学生は興味津々。一部の学生はモデルやヘアメイク、着付けのアシスタントとして参加し、講師の実演をサポート。普段の授業で学んだことを活かしながら、舞台衣装への理解をさらに深めました。

見た目の美しさだけでなく、演者の動きやすさも考えられている舞台衣装。プロの技術を間近で見ることで、舞台衣装ならではのポイントや、衣装が表現を支える重要な役割を担っていることを実感する良い機会となりました。
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