キャンパスレポート
2025年10月 伝統に触れる3日間!きもの科2年生、京都研修旅行へ

10月22日から24日にかけて、織田きもの専門学校きもの科の2年生が京都へ研修旅行に行きました。京都ならではの「伝統工芸の現場見学」や「和文化体験」を通して、職人の技や文化の奥深さに触れました。


一日目、最初に訪れたのは紅型(びんがた)染めで知られる『栗山工房』。
紅型染めとは、型紙を使って模様を染める「型染め」という技法の一つで、鮮やかな色彩が特徴です。型彫りや糊置き、色差しなど、紅型染めの流れに沿って丁寧に説明していただきました。


続いて訪れたのは『西陣まいづる』。
職人の方々から「手織り」と「機械織り」それぞれの技法についてお話を伺い、織りの奥深さを実感。会長からは西陣織の歴史についてお話をいただき、学生たちは伝統の重みを感じながら、真剣な表情でメモを取っていました。


2日目はグループごとの自由行動!
清水寺や晴明神社を訪れたグループ、京都国立博物館で国宝や重要文化財を見て歴史を学んだグループなど、それぞれが京都を満喫。
螺鈿細工や陶芸の体験、食べ歩きなどを楽しみながら、文化や伝統を身近に感じる一日となりました。

3日目には『株式会社広海』を訪問し、京友禅染めの最終工程である「蒸し・水洗加工」を見学。
『株式会社広海』は本校の授業で染色した作品の仕上げを手掛けていただいている企業です。
自分たちの染めた布が、反物として仕上がっていく様子を間近で実際に見られる貴重な機会でした。
蒸し…染色した反物を蒸気の熱で蒸し、染料を繊維の奥まで定着させて発色を鮮やかにする工程
水洗…反物についた余分な染料や糊を洗い落とす工程

今回の研修では、きものづくりの現場を見学し、職人技の緻密さや伝統を守る難しさを体感しました。きものの歴史が息づく京都での経験が、これからの成長につながります。
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